平成23年3月、東北地方を襲った東日本大震災。想像を超える津波が多くの犠牲者を産み出しました。
昨今、このような大きな災害、例えば地震・津波・竜巻・台風・液状化現象などが、よく話題になります。これらの災害は全て自然界に起こる現象から生じ、理科ではそうした自然現象について学びます。ケニスでは、理科から発展的に防災に役立つような教材の開発も始めています。自然現象のしくみを分かりやすく伝えることにより、少しでも災害に巻き込まれるような事態を避けられるように。それがケニスの願いです。
また、震災を契機に、日本のエネルギー事情は大きく転換期を迎えています。電気エネルギー・力学的エネルギーなど、エネルギーという概念に子供たちが初めて触れるのも、また理科です。
エネルギーから防災まで、科学を通じたリテラシーの育成こそが、ケニスが目指している社会貢献です。
平成24年3月、兵庫県立総合体育館で「第1回科学の甲子園 全国大会」が行われました。
全国から勝ち抜いた各県の高等学校の代表校が、数人一組のチームを作り、科学・数学・情報における複数分野の競技を行う取り組みです。全国の科学自慢の高校生が競い合うこのイベントは、科学分野における人材の裾野を広げると共に、トップ層を伸ばす非常に意義深いイベントです。
当社はこの趣旨に賛同して、第1回より公式スポンサーとして「ケニス賞」を提供しています。
その他にも、ケニスは先進的な理数教育を実施するスーパーサイエンスハイスクールなどにも、最先端の研究分野を分かりやすく伝えています。