ケニスは小学校・中学校・高等学校の物理・化学・生物・地学における実験・観察に関する、全ての実験器械・消耗品類を取り扱っています。その数、実に8000点。分かりやすく言えば、学校の理科室にある全てのものが当社の取扱商品です。例えば、理科室にある薄気味悪いものと言えば、「人体骨格模型」。そして、ミクロの世界へ誘う「生物顕微鏡」や太古の世界に思いを馳せる「化石標本」、はたまた化学実験に必ず必要な「試験管」などなど。これら全てがケニスの取扱商品です。
大切なことは、どんな理科教材が学校現場で必要とされているかを敏感に感じ取り、それを形にしていくことです。ケニスでは、各分野の専門家である開発部員が先生方のご要望を聞き取り、子供たちの理解や反応を確かめながら、商品開発を進めています。ちょっとしたアイデアや考えが“子供たちの笑顔”に繋がる面白さは、まさにこの仕事の醍醐味です。
また、世界には私たちの知らない優れた実験器具が数多く存在しています。ケニスではそれらを発掘するため、海外の展示会などにも積極的にアンテナを張り巡らせています。
ケニスは理科教材を通じて、日本の未来を創る人材の育成に貢献していると自負しています。
現在の学習指導要領では、小学校から高等学校まで、理数教育の充実が大きな柱の一つとなっており、観察・実験を実施するための時数が大幅に拡充しました。また、教科書も大幅にページ数が増加しています。しかしながら、全国の学校を調査した資料によると、文部科学省が重点品目とする実験機器の整備率は小学校でも約68%、高等学校に至っては17%程度しかないと報告されています。
学習指導要領における目的の達成には、実験・観察が必要不可欠であるにもかかわらず、自治体の予算不足により満足に整備できていないのが現状なのです。
そんな中で、ケニスでは先生方に少しでもお役に立てる情報を提供するべく、積極的に学校現場への訪問を行っています。現場では最新の理科教材の紹介から納入した商品の状況把握、先生方のご要望の聞き取りなど、色々な形でご提案させて頂いています。
また、全国津々浦々に広がるケニス代理店にも足繁く訪問し、地域の学校の現状の把握に努めています。販売の最前線である代理店には常に最新の情報を提供し、当社の理科教材を正しく理解して頂くための勉強会も定期的に開催しています。ケニスは代理店と共に一つのチームとして、理科教員のサポートを行っています。