人を知る
若手社員の紹介
仕事内容
私が特に力を入れているのは、製品開発です。現場で求められているものは何かニーズを理解し、開発する製品を考えていきます。実際に使用されている学校の先生方の意見を直接ヒアリングし、社内をはじめ取引先や協力工場と連携してアイデアを形にします。また、既存の製品についても「もっとこうしてほしい」という声をもとに改良を進めることもあります。たくさんの方に使って頂ける製品を、もっともっとつくっていくことが今の目標です。そして、ケニスの営業に必要不可欠であるカタログの製作も重要な仕事の一つ。市場を読み取り、カタログに掲載すべき商品を検討し、紙面に記載する商品の情報を全てチェックします。2年に1度刊行される、1,000ページを超える総合カタログ。完成する時は、いつもこれ以上ない達成感が得られます!
入社の理由
大学では教育学部で理科教育を専攻し、楽しい理科実験をたくさん行える先生になりたいと思い勉学に励んでいました。ところが、実験教室でのアルバイト経験により、学校の先生という立場だけではなく企業からでも子どもたちの教育に貢献できるのではと考えはじめ、就職活動をすることにしました。大学の授業や研究室、教育実習先の理科室、アルバイトをしていた実験教室など様々なところで実験器具を目にしていたケニスに興味をもち説明会に参加しました。
もともとケニスの製品開発力に魅力を感じていましたし、それが学校の先生方と関わりながら生み出されていることを知り「私もこの会社で働いて製品開発をしたい」と強く思い、入社を決めました。
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私の成功談
入社1年目に開発した『方位磁針収納ケース』という製品が、とても印象に残っています。方位磁針は磁気を利用して方角を示す実験器ですが、磁気の影響を受けやすく、保管方法によっては極性が狂って誤った方角を指すようになってしまい困っているという声を受けていました。
この方位磁針を瞬時に修正できる『針直った』という製品をケニスは当時から販売していましたが、さらに一歩進んで方位磁針をケースに入れておくだけで、極性が「狂いにくい・狂ってしまってもひと目で分かる・すぐに直せる」製品として販売を開始しました。
需要にマッチしていたこともあってか売れ行きもよく、それだけで十分嬉しかったのですが、販売開始から約半年後、忘れられない出来事がありました。その日私はある市町村の理科の先生方の集まり(理科部会)に実験器具を紹介する講師として出張をしていました。研修会後、片付けをしながら参加者の先生方と話していたところ、ある先生が「ケニスの方位磁針ケースを最近購入した」「とても使いやすくて気に入っている」と何気なく話してくれました。
先生は私が開発した製品だとは全く知らずに話してくれたのですが、わざわざ「良かったよ」と言ってもらえるような製品を作れたこと、その声をこんなにすぐに直接聞くことができたことが本当に嬉しく、心からやりがいを感じました。今でも製品開発に悩んだときにはその先生との出来事を思い出して「どんなに大変でも頑張ってより良い製品を学校現場に届けよう!」と力にしています。
働くうえで大切にしている事
「みんなで製品をつくっている」という気持ちを忘れないことです。一つの製品を製作するためには、他の部署の方や、学校の先生や工場等外部の方の協力が必要不可欠です。また、自分一人では行き詰まってしまう時は、企画部の上司や同僚に相談し、アドバイスを頂きます。「たくさんの人の協力があってこそ、いいものができる」ということを忘れず、また自分も周りの人に惜しまず協力するように心がけています。
一日の流れ
プライベート
1年前に娘が生まれ、帰宅後や土日は子ども中心の生活です!
「いつごろ科学館デビューさせようかな?」と楽しみにしています(笑)
8:50 | 出社 |
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9:20 | 新製品開発 既存の製品の改良 |
11:00 | カタログの作成 掲載する情報に不備がないかチェック! |
12:00 | 昼食 企画部の先輩と近所のラーメン屋さんへ! |
13:30 | 小学校にて打合せ 実際に製品を使用される先生方へ直接ヒアリング |
16:30 | 打合せした内容の取りまとめ・報告 |
17:30 | プログラミング研修会の準備 大好評!先生方向け研修会の準備 |
19:00 | 退社 |