水溶液とイオン

指導要領の変更点

(ア)水溶液の電気伝導性

水溶液に電流を流す実験を行い、水溶液には電流が流れるものと流れないものとがあることを見いだすこと。

(イ)原子の成り立ちとイオン

電気分解の実験を行い、電極に物質が生成することからイオンの存在を知ること。また、イオンの生成が原子の成り立ちに関係することを知ること。
(内容の取扱い)
原子が電子と原子核からできていることを扱うこと。  その際、原子核が陽子と中性子でできていることにも触れること。

(ウ)化学変化と電池

電解質水溶液と2種類の金属などを用いた実験を行い、電流が取り出せることを見いだすとともに化学エネルギーが電気エネルギーに変換されていることを知ること。
(内容の取扱い)
日常生活や社会で利用されている代表的な電池にも触れること。

実験例:水溶液の電気分解をしよう

1.塩化銅水溶液の電気分解
塩化銅水溶液の電気分解 

  • 1塩化銅水溶液に炭素電極を入れて配線し、電源装置や手回し発電機で電流を流す。
  • 2電極での変化を観察する。
    陰極…銅が付着 陽極…塩素が発生
2.塩酸の電気分解
 

電解液を装置の背面から
入れ、装置を立てて前面
を液で満たす。

1

 

電源装置や手回し発電機で
電流を流す。

2

 

発生した気体を確認する。

3

必要な実験器具

炭素電極
1-126-055 Hny

板状の炭素電極をベークライト(フェノール樹脂)の柄に固定した簡易電極です。

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電気分解装置
1-126-043 YE

実験中の薬液もれを防ぐ電極一体型構造で、電解液を容器に入れるだけで安全に水や塩類水溶液の電気分解を行えます。

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イオンの移動実験セット

イオンの移動実験セット

1-138-145 ITP

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