弾まないピンポン球
皆さんは卓球をしたことがありますか?学校の体育の授業で経験されたこともあるのではないでしょうか?
ところで、ピンポン玉はその軽量と材質の性質から、よく弾むように作られています。卓球をしてるときのボールが弾む音から卓球は「ピン・ポン」とも呼ばれています。
今回はこのピンポン玉にちょっと手を加えて、弾まないピンポン玉を作ってみましょう。
①ピンポン球に千枚通しで穴をあけます。
②ピンポン球に開けた穴を上に向けてお湯の中に浮かべます。
ピンポン玉の中の空気の温度が上がり、ピンポン球の中の空
気が①で開けた穴から抜けていきます。
③しばらくお湯につけておいたピンポン球をお湯の中から取り
出し、①で開けた穴が水につかるように下向きにしてすばや
く(冷)水に入れます。
ピンポン球が急激に冷やされ、ピンポン球の中の空気の体積
が小さくなり、①で開けた穴から水が入ってきます。
④接着剤で穴をふさげば完成です。
※ピンポン球に入れる水の量は接着剤で穴をふさぐ前に、実際
にテーブルなどの上に落として実験してみて、最も弾まない
水の量を調整してください。水をたす場合は手順②~③を繰
り返します。
ピンポン球は床などに落ちたときにピンポン球が床に対して与える力と同じだけの大きさの力を床から受けます。(作用反作用の法則)ピンポン球の材質は弾性力が強く、
軽いので、球は大きく跳ね返ります。
今回作ったピンポン球には中に水が入っているため、床からの力が球の中に入った水に吸収されて弾まなくなってしまいます。
ピンポン球に入っている水が位置エネルギーを熱エネルギーへ変換することではねなくなるのです。
18メートルの高さから生卵を落としてもその衝撃を吸収して割れずにピタリト受け取ることができるシートや、
見た目は同じでもまったく弾まないスーパーボール(ゴム)など弾性の実験に楽しい実験道具はたくさんあります。
※この実験は 北野貴久 先生にご指導いただきました。
参考文献
仮説社「楽しい授業」2003年1月号…などを参考にしました。